相談できる経営者のメンターを持つことの良さとは

ファイルを持っている女性相談員

経営者は孤独であると言うのが、定説でした。周りにいる人は同じ会社にいますが上下関係があり、率直な意見を言ってくれる関係にはなりません。常に経営者からの発言に対する行動しかしません。それでは困った時に助けてくれる存在ではないでしょう。だからこそメンターと呼ばれる相談相手の存在が必要になります。経営に関して費用を払ってアドバイスをしてくれる存在として、コンサルタントがいます。それはそれで頼もしい存在ですが、所詮はアドバイスにしかなりません。自分で判断すること、それによって経営が大きく影響を受けると言う精神的なプレッシャーはとても大きなものです。どんなに的確なデータを揃えて、優れた戦略を提示してくれるコンサルタントでも、判断までは肩代わりしてくれません。

メンターとは、そのような精神的な部分の相談相手になります。どちらを選んだ方が良いのか、これ以上進むべきなのか、諦めるタイミングはどこなのかなど経営者なら日々判断を迫られるでしょう。いろいろと悩んでいる時に、経験や豊富な知識からアドバイスをくれる立場の人がいれば、安心材料になります。特に成功者であれば、一度はそのような悩みを持って、それを乗り越えた経験を持っているはずです。そのような人にメンターとして相談相手になってもらえれば、得られるアドバイスの正確さも変わってきます。

特に利害関係のない相手となれば、尚更です。駆け引きなしのコメントならば、信じることができるはずです。周りに利害関係者しかいない状況では、このようなコメントを得ることが難しいからです。簡単に言ってしまうと、面倒見の良い経営者の先輩と言うイメージになりますが、それだけに限りません。例えばスポーツである程度のランクまで上り詰めた人や教育者なども該当することがあります。別の分野で頑張っている同年代の経営者が互いに支え合うこともあるでしょう。

また、メンターが一人でなければならないと言うこともありません。同じ悩みを持っている経営者が集まって一緒に悩むことも、精神的なサポートになることがあります。自分では見えない範囲を見られる人が損得なく意見を言ってくれるだけでも、気持ちが楽になります。経営者は会社内では孤独である必要はありますが、個人としては多くの相談相手を持っている方が成功しやすいでしょう。また、自分も同じように誰かのメンターとして振る舞うことができれば、さらに良い判断をできるようになるはずです。